こんにちは。ミッシェル商事のkunisiです。本当に寒くなってまいりましたね。インフルエンザも流行っているようですのでくれぐれも健康に気をつけてくださいね。(^_^;)
以前にもお話いたしましたが、エステティシャンの方は年中マスクを使用してください。
さて、忙しくって更新できずにおりましたが、久々に前回の続きでお肌に関してのお勉強をしてみましょう。
前回は皮ふの構造についてお話いたしました。構造なんかよりもキレイになれる話をしてください。と思われる方もいらっしゃることと思います。しかしながら、プロのエステティシャンたるもの皮ふの構造や働きを知らずにお客様と接することは絶対にできないので知っていることも知らなかったことも おさらいだと思ってお勉強してみましょう。
皮ふには大切な働きがありますよということでしたね。(覚えてる?)
まずは〈保護作用〉ですが、自分自身の体を考えていただければよ~くわかると思うのですが、外界と自分自身の境目は、皮ふです。地球上の様々な環境の中で生きていく上で、いろんな刺激がありますがまず一番外側で 頑張ってそれらの刺激からの影響を食い止めるために守ってくれているのが「皮ふ」なわけですね。
どんな刺激があるでしょうか?
(1)外からの衝撃(物理的な刺激)を皮ふがクッションのような働きで防ぎます。
(2)触れるもの(化学物質的な刺激) 例えば 水や油、酸性やアルカリ性物質に対して皮脂膜や角質層で 体内への侵入を防ぎます。
(3)細菌類などを 弱酸性にお肌上を保つことで、雑菌類の繁殖を防いでいます。お肌上には細菌類はいっぱいいますが、弱酸性に保たれていることで 一定の細菌叢(さいきんそう)を作ることで より有害な細菌などの繁殖を防ぐわけです。イメージとしては、あまりお肌にとって悪くない細菌群を一定量保つことで、より悪い有害な細菌がお肌に付着した際に、常駐している細菌叢によって 有害菌を繁殖させない防御策という意味です。
(4)日光に対して(特に紫外線) 体内の物質(メラニン)や皮脂や汗に含まれる(ウロカニン酸)また、角質自体が肥厚して 紫外線を体内へ吸収させないようにしてくれています。
本来生まれながらにして このような保護機能を皮ふは持ちあわせてはおりますが、上記のようないろんな刺激にも、大小ございますので 人間が防御できる刺激にも 当然限界があるわけです。特に加齢とともに 防御機能は衰えます。ですから、普段から皮ふを助けてあげることを行っていかなければ若い時のように自然になにをやっても守ってくれているとは限らないわけですね。(T_T)
〈保護作用〉を助ける方法といたしまして、
・乳液(セラム含む)やクリーム(ジェル含む)などは 皮脂膜を補いますので異物の侵入を防いでくれます。
*皮脂膜については ご存じない方のために又の機会にご説明させていただきます。
・化粧水は皮ふを弱酸性に整えて、悪い菌類の繁殖を抑えてくれます。
悪い菌が繁殖いたしますと、ニキビや炎症、肌アレなどの元になることがあります。
・日焼け止めは、今は年中使用する事を推奨されています。
オゾン層の破壊で紫外線量が年中強くなったことが原因と思われます。
色んな強弱のUV商品を利用して、そのTPOに合わせた予防を行いましょう。
皮ふの状態を ちょっと手助けして上げることでより保護機能がたかまることを知っていてくださいね。
それでは、本日はここまでです。
次回は 皮ふの大切な働きの次の項目〈分泌作用〉です。
お楽しみに!