紫外線の季節がやってきますね。

こんにちは、Kunishiです。今日 呉市は雪がちらつきました。

う~ん、結構寒いですわい。それなのに、なに このタイトル。

 

まあ、でも最近は年中紫外線対策のお話は出ておりますので、タイムリーでないにしろ もうそろそろですねってことでご容赦ください。

 

年々、気候が温暖化していることと関係あるのでしょうけど 紫外線量がとても増えているらしいです。一般的にはオゾン層の破壊が原因と言われていますが、そのせいで有害な部分の紫外線量が増えております。

 

紫外線には大きく分けてA波、B波、C波とありまして、C波はオゾン層でほぼすべてカットされております。C波は殺人的な放射線ですので、カットしてくれなければ生命はすべて消滅するらしいです。怖いね。(ToT)

 

その親戚のA波やB波もオゾン層でかなり和らげられているらしいのですが、この辺りがちょっと不安定になってきています。ですので、紫外線から防御することが最大のアンチエイジングとも言えますね。

 

紫外線を浴びますと お肌はそれに抵抗しようと肥厚して硬くなったり、メラニン色素を生成してお肌内部に光を通させまいとするので 黒く焼けたりします。過剰にメラニン色素が生成されますとシミの原因になったりもいたしますので、できれば日焼けはしないほうがよろしいですね。

 

昔は健康のために日光に当たって ビタミンDを体内で作って健康な骨を作りましょうとか一生懸命に言っておりましたが、日光浴は最近は危険だという風潮です。骨生成のためでしたら 朝日のうちに10分程度 やわらかい日差しを浴びるといいのだそうです。

 

日中はどの季節でも 今は安全とは言えませんね。

 

それから、紫外線対策には帽子や長袖のシャツなどで できるだけ露出しないこと。それから目から入ってくる紫外線も結構やっかいなのです。たくさん入りますと皮膚にメラニンを生成する機能があるらしいので、できればサングラスで目から入ってくる紫外線もカットしましょう。帽子をかぶっても 反射などで目から結構な量の紫外線を認識するので、気を付けたいことではあります。

 

それから、一番私たちに関係する紫外線対策は 化粧品のUV対策商品ですね。各メーカーさんから出ていますし、強弱で普段使いや年中使用 もしくは外出時やレジャーなどで使い分けるように設定されています。

 

お顔と体で使い分ける方もいらっしゃいますが、当社で販売しておりますのは基本的に 女性のお顔(フェイシャル)用ですから、どこに塗っていただきましてもまず、問題はございません。

 

強さに違いがあったり、目的に違いがあったりしますからその都度、ご要望に応じて ご使用いただければと思います。

 

最近の製品は、化粧下地としての機能やファンデーション機能まで備えたものまでございます。

例えば、ピーチポウですと3種類あって

①フィットメイクベース SPF11/PA+

②ホワイトサンプロテクト SPF24/PA++

③UVブロック50 SPF50/PA+++

①は化粧下地の機能が主ですから、紫外線予防効果は低めです。

そのかわり、メイクをきれいに仕上げるキメの細かいミルク状の製品です。

②は日常使いとしてはもっとも平均的な日焼け止めで、顔から体まで使いやすいです。

③は強力なので、アウトドア―的な製品でしかもウォータープルーフ。ですから取れにくい。

 

CBSですと

①エステラボ メイクアップベース SPF10/PA+

②UVホワイトプロテクト SPF30/PA++

③ラボプラス RUVカラー SPF50/PA++++

①は化粧下地ですので、やはり弱め。

②は年中使用に適した使いやすい程度のものです。白くなりづらいので人気があります。

③は新製品で、強力な紫外線対策、しかもファンデーション機能も優れていて 美容液も配合。

 

お客様ともよくお話しいただいて、どのように使うのか、どんな目的で使うのかをしっかり教えてあげましょうね。

 

今日の最後は、紫外線吸収剤と紫外線散乱剤のお話です。ネットなどで紫外線吸収剤は悪いものだから入っていないものがいいといわれる方もいらっしゃいますね。私の知っている範囲の話ですが 一時 SPFの上限がなかったころ 競争のようにSPF250以上とかよくわからないような製品が氾濫しました。

 

現在では、良識の範囲でメーカーも製造しているので、無駄に効果がないようなSPFを求めたりしておりません。紫外線吸収剤もそのころ、あれやこれや入れまくっていたころならいざ知らず、現在では大方の製品が安全だと思います。

 

紫外線吸収剤は、紫外線を吸収するとほかのエネルギーに変換してくれる材料です。簡単にいうと紫外線を取り込むと化学反応で紫外線エネルギーを変換してくれるのです。

 

どんな成分かといいますと

メトキシケイヒ酸オクチル
ジメトキシベンジリデンジオキソイミダゾリジンプロピオン酸オクチル
ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル
t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン
オクチルトリアゾン
パラメトキシケイ皮酸2-エチルヘキシル などです。

しかし、ずーと変換し続けれれないのが問題になって 紫外線が漏れ出すとか言われるようになりました。現在の多くのUV製品は、両方の良いところを利用して 吸収剤と散乱剤のバランスで成り立っているものが多いです。散乱剤は、鏡みたいに紫外線を反射させて皮膚方向に紫外線を入れないのが特徴です。

 

しかし、これだけですと材料が酸化チタンや酸化亜鉛などですから落ちやすく これを大量に入れるとお肌が真っ白になってしましますし、落ちにくくすると皮膚呼吸の妨げになったりします。UV製品でお肌が荒れた経験がございませんか?それは、このせいかもしれません。

 

そういった理由で、お肌的には紫外線散乱剤を適量入れて、皮膚呼吸の妨げにならない程度で白くなりすぎないようにして 足らない部分の穴埋めを紫外線吸収材で行うのが良いと考えられています。

 

ちなみにUVホワイトプロテクトには、吸収剤t-ブチルメトキシジベンゾイルメタンが使用されていますが、RUVカラーはファンデーションカラーが入っているので、白浮は気になりませんから、散乱剤のみで高SPFを実現しています。

 

何事もバランスと適量だと思っています。

ご質問がありましたら、ミッシェル商事まで。それではまた!

 

 

 

 

 

お肌について勉強しよう②

こんにちは。ミッシェル商事のkunisiです。本当に寒くなってまいりましたね。インフルエンザも流行っているようですのでくれぐれも健康に気をつけてくださいね。(^_^;)

 

以前にもお話いたしましたが、エステティシャンの方は年中マスクを使用してください。

 

さて、忙しくって更新できずにおりましたが、久々に前回の続きでお肌に関してのお勉強をしてみましょう。

 

前回は皮ふの構造についてお話いたしました。構造なんかよりもキレイになれる話をしてください。と思われる方もいらっしゃることと思います。しかしながら、プロのエステティシャンたるもの皮ふの構造や働きを知らずにお客様と接することは絶対にできないので知っていることも知らなかったことも おさらいだと思ってお勉強してみましょう。

 

皮ふには大切な働きがありますよということでしたね。(覚えてる?)

 

まずは〈保護作用〉ですが、自分自身の体を考えていただければよ~くわかると思うのですが、外界と自分自身の境目は、皮ふです。地球上の様々な環境の中で生きていく上で、いろんな刺激がありますがまず一番外側で 頑張ってそれらの刺激からの影響を食い止めるために守ってくれているのが「皮ふ」なわけですね。

 

どんな刺激があるでしょうか?

(1)外からの衝撃(物理的な刺激)を皮ふがクッションのような働きで防ぎます。

 

(2)触れるもの(化学物質的な刺激) 例えば 水や油、酸性やアルカリ性物質に対して皮脂膜や角質層で 体内への侵入を防ぎます。

 

(3)細菌類などを 弱酸性にお肌上を保つことで、雑菌類の繁殖を防いでいます。お肌上には細菌類はいっぱいいますが、弱酸性に保たれていることで 一定の細菌叢(さいきんそう)を作ることで より有害な細菌などの繁殖を防ぐわけです。イメージとしては、あまりお肌にとって悪くない細菌群を一定量保つことで、より悪い有害な細菌がお肌に付着した際に、常駐している細菌叢によって 有害菌を繁殖させない防御策という意味です。

 

(4)日光に対して(特に紫外線) 体内の物質(メラニン)や皮脂や汗に含まれる(ウロカニン酸)また、角質自体が肥厚して 紫外線を体内へ吸収させないようにしてくれています。

 

本来生まれながらにして このような保護機能を皮ふは持ちあわせてはおりますが、上記のようないろんな刺激にも、大小ございますので 人間が防御できる刺激にも 当然限界があるわけです。特に加齢とともに 防御機能は衰えます。ですから、普段から皮ふを助けてあげることを行っていかなければ若い時のように自然になにをやっても守ってくれているとは限らないわけですね。(T_T)

 

〈保護作用〉を助ける方法といたしまして、

・乳液(セラム含む)やクリーム(ジェル含む)などは 皮脂膜を補いますので異物の侵入を防いでくれます。

*皮脂膜については ご存じない方のために又の機会にご説明させていただきます。

・化粧水は皮ふを弱酸性に整えて、悪い菌類の繁殖を抑えてくれます。

悪い菌が繁殖いたしますと、ニキビや炎症、肌アレなどの元になることがあります。

・日焼け止めは、今は年中使用する事を推奨されています。

オゾン層の破壊で紫外線量が年中強くなったことが原因と思われます。

色んな強弱のUV商品を利用して、そのTPOに合わせた予防を行いましょう。

 

皮ふの状態を ちょっと手助けして上げることでより保護機能がたかまることを知っていてくださいね。

 

それでは、本日はここまでです。

次回は 皮ふの大切な働きの次の項目〈分泌作用〉です。

お楽しみに!

 

 

 

 

 

お肌について勉強しよう①

こんにちは。kunishiです。今月でいよいよ今年も最後の月ですね。忙しいとばかり言っておられませんが、とても気忙しい感じがしますね。あせらず、気持ちを引き締めて頑張りましょう。

 

さて、このブログでのお勉強コーナーと題して、エステ関係者の皆様に(初心者からベテランさんまで)お伝えしていきたいと思う内容を まったくの独断で順不同にて書き連ねてまいりますこのコーナーですが、本来ですと、一番最初にやればよかったと思うお勉強を今回から始めてみたいと思います。

 

◆エステティシャンの必須科目「お肌について」勉強してまいりましょう!

 

お肌=皮ふではないと思うのですが、具体的には お肌は表面的に見える部分の状態のことで皮ふは 内部構造も含めたものと考えています。しかし、お肌を良い状況に保つためには、皮ふのことをよ~く知っておかないといけませんし、これから随時お勉強していくエステ技術や化粧品のことを理解するためにも皮ふのお勉強は、基本にあたる部分だと思いますので、今さらながらではありますがちょっと面白くはないかもしれませんが、お付き合いいただければと思います。

 

皮ふの構造からお話を進めてまいります。皮ふには、表皮、真皮、皮下組織の3層とその他の器官(汗腺や皮脂腺など)を総称したものです。厚みは場所で異なりますが2~3mm程度しかありません。この3層が体を守るための重要な器官となっております。

 

(表皮) もっとも外側の層。お肌と呼んでいるのは、外観から見えるこの層です。

(真皮) 表皮の下の層。乳頭層と網状層があり、皮ふの弾力やハリと深い関係があります。

毛細血管やリンパ管、皮脂腺、汗腺、神経などもこの層に分布しています。

(皮下組織) 多量の脂肪分を含んだ層で、外部からの衝撃に対してクッションの役割をしたり

体温を保持するなどの働きがあります。

 

一番、私達の仕事に関係している〈表皮〉から説明していきたいと思います。

表皮はお顔の場合、成人で0.1mm程度しかありません。4つの層に区分することが出来ますが、いろんな役割があります。外側から

〈角質層〉〈顆粒層〉〈有棘層〉〈基底層〉

〈角質層〉は、一番外側で、すでに皮膚細胞としては生命力はありません。平べったい板状の細胞となって、重なり合っています。主成分はケラチンというタンパク質です。また水分を吸収する性質が強いので適度な水分を含んでいると みずみずしいお肌の印象になります。また、紫外線などの刺激によって厚みが変化することがあります。

 

〈顆粒層〉は、数層で構成されている場合が多く 特長としては、細胞内部にケラトヒアリンという顆粒状の物質を含んでおりこの顆粒が光線を屈折するので、紫外線などを体内に過剰に吸収する防御を行っています。

 

〈有棘層〉は、表皮の大半を占めている層で10層くらいあります。細胞同士が手をつないで結合しているような状態で、お互いに連絡しています。この層にはリンパ液が流れていますので、細胞に栄養を運んでいます。

 

〈基底層〉は、表皮細胞を新しく生み出す母細胞の層です。メラニンを生成するメラノサイトを含んでいます。表皮の一番下の層で細胞分裂を行うことで、表皮を生産しています。

 

おおざっぱではありますが、

このような構成で、一番下の基底層から生み出された表皮細胞は、徐々に上に押し上げられていきますが、通常ですと28日程度で角質層までたどり着いて、その後 垢となって剥がれていきます。正常な状態で このように28日周期で剥がれ落ちて新しい表皮を維持していく過程をターンオーバーと呼んでいます。

 

これらの皮ふの働きといたしましては、主に保護作用、分泌作用、角化作用、吸収作用、体温調節作用、呼吸作用、知覚作用、ビタミンD形成作用、表情作用 などとてもたくさんの働きがあります。

 

どれも大切な働きではありますが、これから順番に説明していきたいと思います。

 

エステティシャンとして「きれいな素肌を目指す」お仕事をするからには、お肌のスペシャリストにならなければなりませんので、お肌には、どんな働きがあるかを知った上で、エステ施術や化粧品がお肌をキレイにすることにどうしたらお役に立てるのかを今一度考えていただくためには、とても大切なお勉強だと考えています。

 

どうしても説明が多いので、理屈っぽくなりますが、お客様から ご自分のお肌状態を尋ねられた時に、より詳しい分析をしてあげられるようになったら、きっとお客様からの信頼も厚くなると思いますので、よりスペシャリストといえるレベルのエステティシャンを目指していただくために一からお勉強してまいりましょう。

 

不定期ではございますが続けていきますので お付き合いのほど、どうぞよろしくお願いいたします。

 

それでは、また。

 

 

 

 

 

 

ポレーションって何?

こんにちは。(有)ミッシェル商事の國志です。今日もエステティシャンの皆様に有用な情報をお届けしたいので頑張ってお話したいと思います。

 

タイトルの「ポレーション」ですが、エステティシャンの皆様でしたら、すでに聞いたことがあったり お勉強したことがあったりしていらっしゃるのではないでしょうか?

 

もし、初めて聞いたという方は この機会にぜひ、覚えておいてくださいね。

 

ざっくりと申しますと、美容機器を使用して お肌へ有効成分を強制的に導入する方法のひとつがポレーションという技術です。イオン導入という方法も聞いたことがあると思いますが、どのように違うか これまたざっくりと簡単に説明させていただきます。

 

イオン導入法は、すでに多くのエステサロン様で施術メニューとして実施していらっしゃる方も大変多い方法だと思います。そのくらい人気があるメニューですし、効果も期待できる方法です。イオン導入でお肌に浸透させることが出来る成分といいますと 水溶性のビタミンCなど お肌に電気を流すと 成分自体がイオン化(+とか-イオン)していることが条件となります。

 

電気の流れる方向を調節することで、お肌上にのせた有効成分と電気が反発することで強制的にお肌の深い層にまで 有効成分を届けることが出来るという優れた導入方法です。一般化粧品を普通に塗布する場合に比べて、その浸透効果は30倍~50倍といった研究成果も発表されたりしています。

 

当社では 特にイオン導入用としてはビタミンCにプラセンタを加えた「Cプラ」という製品が人気です。しかし、このイオン導入法には弱点もございます。上記に書いたようにビタミンC&プラセンタ水溶液のようにイオン化して浸透する成分には大変有効なのですが その他のイオン化しない成分に関しましては、ほぼ効果がございません。

 

ビタミンC&プラセンタは「美白、くすみ対策、ニキビ対策など」には効果がとても期待できますが 例えば「シワやタルミ」などには あまり効果が期待できません。

 

このような場合には、コラーゲンやヒアルロン酸、エラスチン、EGFなどが有効と思われますがそれらは、イオン導入できない成分なので、これまでですと自然塗布によるもの以外はあまり行われておりませんでした。

 

それで、最近の主流になりつつあるポレーションが登場ということになるわけですが、これは元々、外国の医療で開発された麻酔技術の応用したものと聞いております。注射針を使わずに 麻酔薬を皮下に投与する方法として開発されたそうです。

 

ポレーション=電気穿孔導入法と呼ばれておりまして、エレクトロポレーションとかプラズマ波とかメーカーによって色んな呼ばれ方をしていますが原理的には、ほぼ一緒だと思います。

 

お肌に一時的に短い強い特殊電気パルスを与えることで、お肌内部に一時的に透過通路を形成してくれます。特に毛穴や汗腺といった孔の内壁細胞よりお肌内部に深く、有効成分を浸透させることが出来る技術です。

 

この技術によって、イオン導入では出来ない成分を お肌内部に強制的に送り込むことが出来るようになった技術だとご理解ください。

 

こういった技術ですので、サロン様によってはノーニードル(注射針のない)コラーゲン注入法とか美容整形でコラーゲンやヒアルロン酸を注射してもらうような効果が得られると宣伝していらっしゃるようです。ちょっと大げさな感じはしますが、これまでの美容技術からいたしますと このような大きめの分子構造をもつ美容成分を浸透できるポレーションはやはり、技術的な大進歩ですから、使っていきたい技術の一つだと思います。

 

お肌内部に浸透する技術なわけですから、成分材料にも気を使ったほうがよろしいでしょう。本来ですとサクシニルアテロコラーゲンなどがBESTかと思いますが、とても高価ですので代用品といたしまして EGFエクストラエッセンスやCBSの原液タイプの製品などでも大丈夫だと想思います。

 

ポレーション用機械は、業務用機器もございますが、ご自宅サロン様には負担が大きい出費になるので 質の良いご家庭用ポレーション美容機器でも効果は期待できますので、ぜひ、ご検討・ご相談ください。

 

余談ですが、このポレーション技術を利用して脂肪溶解に有効な成分を浸透させる方法のことを

「メソセラピー」といいます。(ホスファチジルコリンなどを利用します) ポレーション技術の応用(メソポレーション)と言えます。

 

このように浸透させる成分によって、美肌や痩身に利用できるようになったポレーション製品、当社の会員様サイトでご案内しておりますので、お時間があるときにでもぜひ、ご覧になってみてくださいね。

(会員サイトはご登録いただいたサロン様のみ閲覧可能となっております。)

それでは、また!

 

 

お手入れの順番がわかりにくい!

こんにちは。kunishiです。

 

店長さんといっしょにお勉強するシリーズ第2弾です。いっぱい勉強して、よりお客様にキレイになっていただくためのアドバイスをガンガン行いましょうね。

 

今日は「お手入れの順番がわかりにくい!」ということでお話いたします。

 

簡単にいいますと、化粧品の使う順番ってどのように決められているの?っていうお話です。

このお話は、お家でのお手入れでも エステの施術でも通用するとても重要なお話です。

 

化粧品の使う順番は、どのようにしても大差がないのかといいますと化粧品の効果を最大限効果的にするためには順番は最重要項目なのです。そのために、各メーカーさんのパンフレットには ご使用の手順といったものがよく説明してありますね。

 

昨日のクレンジングとかウォッシングでも 化粧品形状が違うと効果的な使い方が異なるわけですから、全体の流れで言いますと、それはとても複雑なお話となってしまうわけです。

 

クレンジング&ウォッシングで基本的な洗浄が終わったといたします。その後に何をするべきかは、お客様のお肌に応じて変わってまいります。

 

例えば 角質が厚くなってたり、ニキビケアの方は 週に何度かは クレンジング&ウォッシング→角質ケア用パック(酵素パックやピーリングなど)→化粧水→美容液→

または クレンジング&ウォッシング→イオン導入→化粧水→美容液→このような流れがいいですね。美白重視の方も同じようなパターンでスタートします。

 

しかし、乾燥肌、肌荒れなどの方は違います。

クレンジング&ウォッシング→化粧水→美容液→保湿&栄養導入重視のパック剤→このようなパターンがいいと思います。

 

極端な例を2つ挙げて解説したのですが、一方は 化粧水の前にパック剤で、一方は 化粧水の後にパック剤です。効果や目的の違うパック剤ですので、当然やるべき位置が異なります。

 

前者は、除去用(マイナス美容用マスク)で 後者は栄養導入用マスク(プラス美容用マスク)だからです。化粧水や美容液を塗布してからマイナス美容したのでは、もったいないといいますか 化粧水や美容液の効果が半減してしまいますね。

 

その逆もしかりで、導入用マスクをした後に化粧水や美容液を塗布しても自然塗布にしかなりませんが せっかく導入マスクを使用するなら強制的にマスク封入したほうが良いのでこのような順序になります。

 

それでは、化粧水(ローション)と美容液(エッセンス)と乳液(ミルク)や栄養クリーム(セラム)の順番はどのようにするのがベストでしょうか。これはちょっと難しくなります。

■メーカーの手順通りが良い

■お肌によって 順番を考えたほうが良い

この2つは基本なのですが、1メーカーだけお使いの方はいいのですが、

お家のお手入れ用にしても、エステ施術用にいたしましても 1社の化粧品や材料しか使っていない方は割りと少ないのではないでしょうか?

 

いろいろ良いと思われる化粧品を使いたくなるのは、エステティシャンのサガでしょう。そこで、迷われた時の基本的な考え方をまとめておきましょう。

 

■水溶性のものから使用する

化粧水や細胞活性水のような 油溶性成分を含まないものから使用します。これは、お肌に一番不可欠なものは水であるという考え方で角層をできるだけ水分でひたひたに万遍無く 保水してあげるのが目的です。

なぜ、タダの水でないかは化粧水=少しの栄養とちょっと蒸発しにくい水 しかも浸透しやすい特性があるという理由です。

 

■濃度の薄いものから使用する

ローションのように、美容成分の濃度の薄いものからお肌に塗布したら その次に 美容液などの水溶性ではあるが、濃度の濃いものを使用します。美容液は、濃度や粘度が濃いため すぐには経皮吸収しにくい(浸透しにくい)物が多いのですが その分、ラップのように皮ふ表面に留まって覆いますので水分の蒸発を防いでくれます。ローションだけの保湿に比べると 数十倍の保湿効果が期待できるはずです。しかも、粘度も高めですのでポイント使用されても先に塗ったローションに混ざりこんで拡散していくことが期待できるわけです。

 

■ミルク(乳液状)のものは美容液の次

エマルジョンタイプといいまして、乳化している美容液をミルクと読んでいます。

最近では、ミルクがないメーカーさんもありますが、一応ご説明します。乳化とは水と油を溶かしこんだ状態のことをいいます。特に乾燥肌やアンチエイジングケアをされる方には、オイル成分が欠かせない場合が多いですね。スクワランオイルやエッセンシャルオイルを直接ご使用の方もいらっしゃると思いますが このようにお肌に油脂が少なくなってきた方の保湿力アップにミルクは効果を発揮します。特に油溶性ビタミンの形で維持している材料もございますからローションや美容液に出来ない役割を担っています。しかし、先にミルクを塗ってしまうと油溶性成分が邪魔になり ローションや美容液を浸透させないため、この順番になります。

 

■栄養クリーム(ナイトクリーム)

ミルクに比べても、かなり油脂成分を多く含んでいるので さらに強力な皮脂膜を形成できます。ここまでにご使用いただいた ローション、美容液、ミルクの上に油膜同様の皮脂膜を形成しますので 乾燥などから強力に水分蒸発を防ぎます。特に油溶性成分は 経皮吸収に時間がかかり皮膚表面に持続的に残りながら じわじわと時間をかけて美容成分が吸収されていきます。お薬の軟膏のような感じですね。翌朝には 余分な油脂成分は洗い流すと良いでしょう。

 

このように 大まかな基本を覚えておいて頂いて メーカーを混ぜて使用する場合には、順番をご検討ください。

 

ただし、例外がいくつかございまして メーカーによっては 美容液→ローションの順番がございます。当社で扱っているものにも、いくつかございますが代表的なものですと プラセンタ・エクストラRなどはそのように使う美容液(原液)です。これは、理由がございまして 濃度の濃い美容液の中には先にお肌に浸透させたほうが その後のローションを引っ張り込む性質のものがいくつかございます。「ブースター効果」というのですが、ローションを先に塗るよりもお肌に入り込み量が増える性質のものです。

 

こういった例外商品がございますので、よくわからない時にはご相談ください。

どうぞよろしくお願いいたします。

それでは、また!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クレンジングは何がいいの?

こんにちは。kunishiです。今日は新しいカテゴリーを作ってみました。

 

美容の先生としてご活躍の店長さんの皆様とともにお勉強しながら、お客様によりエステサロンのことやお肌のこと、そして化粧品のことなどお話いただくため 知識を深めていただきながら、さらに美容のことが好きになっていただきたいと思います。

 

きっと知っていることも多いとは思うのですが、まだまだ知らないことも いっぱいありますので、ともに勉強いたしましょう。お勉強が深まりますと、お客様への説得力が変わってきますから。

 

今日はタイトルの通り、「クレンジングは何がいいの?」ということではありますが、そもそも クレンジングとは何ぞや!ということになってしまいます。

 

クレンジング=cleansing 和製英語(Wikipediaに書いてあります。)私は、クレンジングとかウォッシングとかいう分け方があまり好きではないので使わないのですが、お肌の洗浄(お掃除)という風に解釈しています。しかし、説明する上では、クレンジングとかウォッシングという風に説明しないとわかりにくいですから、今日はバンバン使ってまいりたいと思います。

 

 

お肌を清潔に保つには、どうしたらいいのか?=クレンジングは何がいいの?の答えになるのではないでしょうか。

 

クレンジングには、大きな役割があります。言わずと知れた 汚れを落とすことですね。汚れには色んなタイプの汚れがあることはご存知でしょうか?一般的には、ご自分のお肌から排出された汗、皮脂などが代表的な汚れです。汚れの首輪などで有名なタンパク質汚れということです。

 

その次に、それらに付着したものになりますが、これも色々ございます。空気中の汚れ(排気ガスや煙草の煙など 有害物質を含んだり、窒素酸化物、重金属類を含むもの)や空気中の雑菌類(ウイルスなど)と常在菌(常にお肌に住んでいるもの)があります。

 

女性の場合、ご就寝前のメイクも汚れと一緒の扱いになります。その他に、老化した角質などではがれにくいものも汚れといってよいでしょう。このように油性・水性入り混じった汚れが混在しております。このようなものが皮ふ表面や毛穴にびっしり詰まっているわけです。

 

そこで、クレンジングできれいに落としてしまいましょうということになるわけではございますがクレンジングって色んなタイプのものがありますよね。クレンジングクリーム、クレンジングジェル、クレンジングオイル、クレンジングミルクなどどのタイプが一番いいのでしょうか?

 

これが結構難しい選択になるわけです。なぜかといいますと、お客様のお肌のタイプが千差万別なので これが一番と言い切れないから難しいですね。

 

単純に洗浄能力のお話だけで言いますと、

クレンジングオイル>クレンジングクリーム>クレンジングミルク>クレンジングジェルの順だと思います。 *ただし、私の言うところのクレンジングオイルとはナチュラルオイルです。加工されたクレンジング用のオイルではありません。加工されたクレンジングオイルは水で流せるタイプとかありますが、水で流れるのはオイルではないからです。厳密にいいますと、水で流れるようにしてあるのは オイルと乳化剤(界面活性剤)の混ぜ物だからですね。

 

メイクなどの油性の汚れを落とすのであれば、ナチュラルオイルなどの100%オイルで優しく撫でるととても良く落ちるのはご存知でしょうか?よく落ちるのですが、オイルでメイクなどを落としますと、その後がちょっと大変です。オイルですので、今度はそのオイルをティッシュなどで拭き取ったりしても 油膜が落ちません。油膜を落とす作業としては、乳化されている洗顔料を使うことですが、たくさん乳化剤が入っているとお肌に負担をかけるでしょうし、少ないとオイル皮膜が残ります。フレッシュナーなどには乳化剤が入っていないので、オイルをさっぱり拭き取れますが、アルコールが入っていることが多いので、アルコール・アレルギーの方には向きません。

 

このように、きれいにするためとお肌に負担をかけずに落とすためのせめぎ合いが展開されるわけです。油膜はきちんと落としておかないと、その後のお手入れ すなわち 化粧水や美容液で行う保湿作業や成分の導入作業の妨げになってしまうからです。

 

クレンジングクリームとクレンジングミルクには、多分にオイル成分を含ませて洗浄能力を高めておりますが、乳化剤が含まれます。乳化剤が悪いとおっしゃる方も多いので、このような書き方になりますが 最近のクリームやミルクは、高性能のマシンを使って高速撹拌することで乳化剤などを減らす工夫がされていますし、質も向上しているのであまり問題が起こることもないと思うのですが、お肌が敏感な方には、やはり使用しないほうが良い成分かもしれません。

 

それよりも私が問題視しているものの一つは、「水で洗い流す」ということです。オーバークレンジングといいまして、メイク汚れをクレンジング剤で落として、更にお湯などで洗い流した後さらにウォッシングで洗顔する方式のものもございます。

 

これを毎日行いますと 敏感肌になりやすいと言われています。これは、20年位前から言われていたことではありますが お風呂用 ボディ用洗浄剤(シャンプー、トリートメント、ボディーソープなど)でも言われてきたことで 敏感肌、アトピー患者が増えている原因と言われています。

 

本当のところは、私も知りませんが敏感肌のかたは、このようなクレンジング&ウォッシングを両方洗い流すような方法は避けられたほうが無難かと思います。

 

クレンジングジェルは、オイルや乳化剤をあまり使っていないものが多いのでお水で流すことが出来ますが、その分 洗浄能力は低めです。クレンジングジェルを施術にお使いの方は、その前にポイントメイクなど他のクレンジング剤でおおまかに落とされてから、ご使用いただくのがよいでしょう。

拭き取りも水で流すほど洗わなくても、ティッシュ等で丁寧に拭き取って次の工程に進むといいと思います。

 

そういう理由もございまして、ミッシェルのゴールドシリーズでは クレンジングクリームで優しくメイクを落として、ティッシュなどで抑えるように拭きとって その後 フレッシュナーで油膜を落としてから、ウォッシングクリームで1回だけ洗顔するような方法を選択しています。(宣伝してみました。)

 

いかがでしたでしょうか?

 

皆様がエステで行っている洗浄方法やお客様がお家で行っているクレンジングの方法を見なおしてみると 案外 面白い結果が出るかもしれませんよ。メーカーさんによってクレンジング&ウォッシング(洗浄)の方法が異なりますので、ご質問などございましたら、お気軽にご相談くださいね。

 

それでは、また!