クレンジングは何がいいの?

こんにちは。kunishiです。今日は新しいカテゴリーを作ってみました。

 

美容の先生としてご活躍の店長さんの皆様とともにお勉強しながら、お客様によりエステサロンのことやお肌のこと、そして化粧品のことなどお話いただくため 知識を深めていただきながら、さらに美容のことが好きになっていただきたいと思います。

 

きっと知っていることも多いとは思うのですが、まだまだ知らないことも いっぱいありますので、ともに勉強いたしましょう。お勉強が深まりますと、お客様への説得力が変わってきますから。

 

今日はタイトルの通り、「クレンジングは何がいいの?」ということではありますが、そもそも クレンジングとは何ぞや!ということになってしまいます。

 

クレンジング=cleansing 和製英語(Wikipediaに書いてあります。)私は、クレンジングとかウォッシングとかいう分け方があまり好きではないので使わないのですが、お肌の洗浄(お掃除)という風に解釈しています。しかし、説明する上では、クレンジングとかウォッシングという風に説明しないとわかりにくいですから、今日はバンバン使ってまいりたいと思います。

 

 

お肌を清潔に保つには、どうしたらいいのか?=クレンジングは何がいいの?の答えになるのではないでしょうか。

 

クレンジングには、大きな役割があります。言わずと知れた 汚れを落とすことですね。汚れには色んなタイプの汚れがあることはご存知でしょうか?一般的には、ご自分のお肌から排出された汗、皮脂などが代表的な汚れです。汚れの首輪などで有名なタンパク質汚れということです。

 

その次に、それらに付着したものになりますが、これも色々ございます。空気中の汚れ(排気ガスや煙草の煙など 有害物質を含んだり、窒素酸化物、重金属類を含むもの)や空気中の雑菌類(ウイルスなど)と常在菌(常にお肌に住んでいるもの)があります。

 

女性の場合、ご就寝前のメイクも汚れと一緒の扱いになります。その他に、老化した角質などではがれにくいものも汚れといってよいでしょう。このように油性・水性入り混じった汚れが混在しております。このようなものが皮ふ表面や毛穴にびっしり詰まっているわけです。

 

そこで、クレンジングできれいに落としてしまいましょうということになるわけではございますがクレンジングって色んなタイプのものがありますよね。クレンジングクリーム、クレンジングジェル、クレンジングオイル、クレンジングミルクなどどのタイプが一番いいのでしょうか?

 

これが結構難しい選択になるわけです。なぜかといいますと、お客様のお肌のタイプが千差万別なので これが一番と言い切れないから難しいですね。

 

単純に洗浄能力のお話だけで言いますと、

クレンジングオイル>クレンジングクリーム>クレンジングミルク>クレンジングジェルの順だと思います。 *ただし、私の言うところのクレンジングオイルとはナチュラルオイルです。加工されたクレンジング用のオイルではありません。加工されたクレンジングオイルは水で流せるタイプとかありますが、水で流れるのはオイルではないからです。厳密にいいますと、水で流れるようにしてあるのは オイルと乳化剤(界面活性剤)の混ぜ物だからですね。

 

メイクなどの油性の汚れを落とすのであれば、ナチュラルオイルなどの100%オイルで優しく撫でるととても良く落ちるのはご存知でしょうか?よく落ちるのですが、オイルでメイクなどを落としますと、その後がちょっと大変です。オイルですので、今度はそのオイルをティッシュなどで拭き取ったりしても 油膜が落ちません。油膜を落とす作業としては、乳化されている洗顔料を使うことですが、たくさん乳化剤が入っているとお肌に負担をかけるでしょうし、少ないとオイル皮膜が残ります。フレッシュナーなどには乳化剤が入っていないので、オイルをさっぱり拭き取れますが、アルコールが入っていることが多いので、アルコール・アレルギーの方には向きません。

 

このように、きれいにするためとお肌に負担をかけずに落とすためのせめぎ合いが展開されるわけです。油膜はきちんと落としておかないと、その後のお手入れ すなわち 化粧水や美容液で行う保湿作業や成分の導入作業の妨げになってしまうからです。

 

クレンジングクリームとクレンジングミルクには、多分にオイル成分を含ませて洗浄能力を高めておりますが、乳化剤が含まれます。乳化剤が悪いとおっしゃる方も多いので、このような書き方になりますが 最近のクリームやミルクは、高性能のマシンを使って高速撹拌することで乳化剤などを減らす工夫がされていますし、質も向上しているのであまり問題が起こることもないと思うのですが、お肌が敏感な方には、やはり使用しないほうが良い成分かもしれません。

 

それよりも私が問題視しているものの一つは、「水で洗い流す」ということです。オーバークレンジングといいまして、メイク汚れをクレンジング剤で落として、更にお湯などで洗い流した後さらにウォッシングで洗顔する方式のものもございます。

 

これを毎日行いますと 敏感肌になりやすいと言われています。これは、20年位前から言われていたことではありますが お風呂用 ボディ用洗浄剤(シャンプー、トリートメント、ボディーソープなど)でも言われてきたことで 敏感肌、アトピー患者が増えている原因と言われています。

 

本当のところは、私も知りませんが敏感肌のかたは、このようなクレンジング&ウォッシングを両方洗い流すような方法は避けられたほうが無難かと思います。

 

クレンジングジェルは、オイルや乳化剤をあまり使っていないものが多いのでお水で流すことが出来ますが、その分 洗浄能力は低めです。クレンジングジェルを施術にお使いの方は、その前にポイントメイクなど他のクレンジング剤でおおまかに落とされてから、ご使用いただくのがよいでしょう。

拭き取りも水で流すほど洗わなくても、ティッシュ等で丁寧に拭き取って次の工程に進むといいと思います。

 

そういう理由もございまして、ミッシェルのゴールドシリーズでは クレンジングクリームで優しくメイクを落として、ティッシュなどで抑えるように拭きとって その後 フレッシュナーで油膜を落としてから、ウォッシングクリームで1回だけ洗顔するような方法を選択しています。(宣伝してみました。)

 

いかがでしたでしょうか?

 

皆様がエステで行っている洗浄方法やお客様がお家で行っているクレンジングの方法を見なおしてみると 案外 面白い結果が出るかもしれませんよ。メーカーさんによってクレンジング&ウォッシング(洗浄)の方法が異なりますので、ご質問などございましたら、お気軽にご相談くださいね。

 

それでは、また!

 

 

 

 

 

 

クレンジングは何がいいの?」への1件のフィードバック

  1. いつも色々と教えていただきありがとうございます。
    この頃は、色々なタイプのクレンジング剤があり、お客様からも何がいいの?とよく質問されます。一通り説明は出来ても、なかなか深いところまでは説明出来ませんでした。このお勉強コーナーとっても嬉しいです(●^o^●)

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