こんにちは~。kunishiです。
今日もエステ経営者のため、そして開業のご準備中の方のために一生懸命にお話させていただきます。
前回までに、エステ技術の基本的な流れで解説してまいりましたが大きなポイントとして 洗浄(クリーニング)から賦活(マッサージによる活性化)までお話いたしました。
ここまでは お客様のお肌の違いによる施術方法の違いは、あまりありませんでしたが、次の段階の栄養導入(ODT)からは、大きく変わってまいります。
お客様のお肌状況によって 必要な施術が決まってくるからですね。
すべての方にODTは必要ではありますが、必要になる成分は全く異なってきますので、今回は(例)として通常肌~乾燥肌の方向けのアンチエイジング用の施術についてお話いたします。
そもそもアンチエイジングというのは、皆様がご期待&ご希望されるものだと思います。若かろうと年寄りであろうと 皆んな お肌の年齢は若くなりたいという願望があります。アンチエイジングとは(年齢に対抗すること)ですので、少しでもお肌を若々しくさせたいという意味です。
では、若々しいお肌(理想のお肌)とは、どんなものなのでしょうか?
美容業界では「うなはだけつ」といいまして、
「う」潤い…潤い すなわち 水分を保っていること。肌の中の水分量が適当であること。
「な」なめらかさ…肌の表面に凸凹がなく、ツルツルすべすべしている肌状態。
「は」ハリ…肌が引き締まっていること。たるんでいないお肌状態。
「だ」弾力…ベッドのスプリングのように、戻ろうとする状態が良いこと。
「け」血色…顔の色艶が良いこと。
「つ」つや…透明感があり、艶っぽい美しい肌。
このように 美肌のポイントの頭文字をつなげたもので、私も若い頃に習いました。
これらをエステ技術で実現するために、必要なこととして洗浄~賦活~導入の作業となってまいります。
導入材料は、とてもたくさんありますので 商材についてはここでは省きますが、基本的なことのみお話いたします。
導入方法といたしまして、導入効果が高いと思われる方法からですと
パラフィンパック>石膏マスク>導入用ピールオフマスク>塗布使用パック>シートマスク
このような順位かと思います。
パラフィン・・・
皮ふに行えるパック剤としては、もっとも高温で、しかも密着性が高く継続時間が長い。
温度が高いことで、水溶性でも油溶性成分でも 浸透度が高い。
石膏マスク・・・
パラフィンには敵わないが、密閉度と温度の継続性が高いし、比較的 施術が簡単。
こちらも水溶性&油溶性OK。
導入用ピールオフマスク・・・
ナボカル アルゲナマスクのように温度がかけられるパック材もあるが、
ほとんどの材料で温度がかけられない。密着度は高い。
マスク自体に成分が含まれたり、混ぜられたりできる。
終了したら はがせるので簡単。
塗布使用パック・・・
塗って放置した後、拭き取るタイプのパック剤。
塗るだけなので、とても簡単ではあるが、上記のものと比べ 温度がかけられないので
成分の浸透度でどうしても劣ってしまう。しかし安価なものが多いので
低価格で行えるメリットがある。
シートマスク・・・
美容成分配合のお顔型シートをのせるだけの簡単パック。
水溶性成分のみの浸透に向いている導入方法。
*ただし、イオン導入の場合には この方法が効果的。
(イオン導入については また今度 別途解説します。)
このように、美容成分を導入する方法もたくさんございますね。
美容機器を使用いたしますと、またまた大きく方法が変わりますが 今回は機器なしで解説中です。
パラフィン、石膏マスク、アルゲナマスクのように 温度がかけられるパック剤には
水溶性&油溶性成分を導入剤に使用いたしますと効果的です。
通常、油溶性の材料は 塗布だけですと浸透にとても時間がかかりますが、上記のような施術を行いますと
温度が高くなることで皮膚温が上がり発汗状態となり毛穴が開きます。
毛穴が開くことで、成分の浸透経路が広がりますので浸透度が高まります。
また、密着することで さらに美容成分を蒸発させることなく お肌側に継続的に浸透させることが
できますので、効果が期待できるわけですね。
効果に関しましては、下地に使用する美容成分(エッセンスやオイル、クリーム)で
全く違う施術メニューとなりますので、皆様のサロンでご要望の多いものからメニュー化していけば
いいのではないでしょうか。
・アンチエイジングメニュー
・ホワイトニングメニュー
・毛穴対策メニュー などなど
今日のお話は、導入(ODT)でしたが、いかがでしたか?
他のサロンとは違うメニュー作りも可能ですね。
詳しいことは、長くなりますので 一例しかご紹介できませんでしたが
もしご興味がございましたら私に電話などでご相談くださいね。
それでは、また!